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お知らせ

2019.08.27

映像づくりは機材選びから

先日はJOC主催の東北復興イベントに記録映像チームとして取材してきました。

オリンピック出場者をオリンピアンと言うのですが、オリンピアンと一緒に子供達と運動会をするイベントです。
機材は一眼レフ、いわゆる大判センサーでの動画撮影でした。
今月はこれで4回このイベントを撮ってきたのですが、なかなか至難の業。

 

大判センサーは簡単に言うと明るく、美しく撮れるのがメリットですが、

デメリットは被写界深度(ピントの深さ)が浅いので、すぐピンボケが発生するというムービーでは致命的なデメリットを抱えています。

 

今回のように動きの速い、しかも動きも予想がつかないという環境下では撮影としては完全に不向きです。

なぜ、今回の取材にこの機材が採用されているのか?

 

それは制作の目的が「ダイジェスト編集」だからなのです。

 

ダイジェスト制作となれば、素材から使用されるカットはまさに氷山の一角

素材のほとんどは使用されず、ハイライト的な要素や本当にヒカル一瞬だけが紡がれて行き、映像は完成します。

 

編集は素材を選別し、紡ぐという作業をしますので、それなりに技量が必要となりますが

撮影はその氷山の一角だけを撮れればいいので比較的リスクが少ないのです。

と言っても大事なシーンを撮り逃しはできませんが。

でも、見せ方も比較的自由度が高い。だから今件の撮影は高リスクだが、短時間でも動きのある良いショットが高画質でドラマティックになる映像を求めるべく、一眼レフが採用された、という経緯です。

 

下手の鉄砲数打ちゃ…なんて言いますがまさにそれかもです。
ダイジェスト撮影は撮影の入門時期から撮ることは可能です。が、ベテランが撮った映像と比較すればもちろん一目瞭然になります。

 

正直、一眼レフは撮りずらいです。
一眼レフは元来、写真を撮るものです。ムービー機能はおまけなんですよ。
ビデオカメラのなんとまぁ直感的に操作できることの多いことか!
俊敏な対応力、そして確実性は遥かにビデオカメラですよ。

 

今度そのお話もしましょうね。

 

とりあえず運動会はビデオカメラで撮った方が失敗少ないです(笑)ちゃんちゃん。

 

今月のセミナーは秋の運動会、発表会シーズン導入ということで撮影場所の決め方や何を狙うのか、撮影までに決めておきたいことについてお話ししようと思います。
ぜひ、カメラや映像のことをまた一つ学べるセミナーです。

お待ちしてます!

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